ウォンバットの黄金バット

いろんなバットちゃんです。

大玉ドロップの歌詞保管庫(6)

こんばんは。大玉ドロップです。

 

もう1月も末日となり、すっかり正月らしさも消えて、元旦が遠い過去のように感じてしまう今日この頃です。

 

さて、年の暮れに公開して(引越しサウンドさんへの)好評をいただいた『年越しサウンド』のお知らせから、ひと月が経とうとしています。
何曲かの歌詞はもう、引越しサウンドさんにお渡し済みなので、正直なところ、とても暇をしておりましたが、ようやく1曲完成したとの連絡がありました。

お仕事が忙しかったようです。いま、なかば急かしてしまったことを後悔しております。

 

今回の新曲のタイトルは、『トラックに揺られながら』です。
じつはこの曲、以前からサビの部分だけが録音されており、soundcloudにも公開されていた曲でした。
しかも、高音で歌うバージョンと、低音で歌うバージョンの2種類。
※下記URL参照※
高音バージョン:

https://soundcloud.com/hikkoshiiiii/glos3egyv7rw
低音バージョン:

https://soundcloud.com/hikkoshiiiii/awieccw8uakc

 

サビだけしかないこの曲が、一番のお気に入りだったので、できれば長尺で聴きたいと思い、引越しサウンドさんにお願いして、前後の歌詞を肉付けさせてもらいました。

なので、今回は共作での作詞になってます。

 

当初からある、引越しサウンドさんが作詞していた、

「さよならは ダンボールに詰めて
 おもい出は 置き土産にして
 もう会えない 会いたくはないから
 僕はひとりで 新しい街へ
 トラックに揺られながら
 トラックに揺られながら          」

という歌詞部分から、イメージを膨らませて、一編の歌詞にまとめて、それに引越しサウンドさんに曲をつけていただきました。

 

この歌詞から膨らんで生まれた人物は、とにかく内面の掴みにくい人物でした。
「さよならはダンボールに詰めて」とか、さよならぐらい言って行けよ!って思いますし、「おもい出は置き土産にして」には持って行けよ!と自分は思ってしまったので、前後につづる物語はどうしようかと割りと悩みました。

 

個人的な印象ではありますが、この人物って、少し引越しサウンドさんに似ているところがあります。

普段の引越しサウンドさんが考えそうなことや、フレーズをイメージして、ようやく完成させた感じです。

歌詞や曲調を含めて、引越しサウンド節を聴くことができる、そんな1曲になったと思います。

 

また、「約束はリサイクルして」とか「ごめんねは合鍵に換えて」だとか、いろんな解釈ができる余地を残したフレーズを散りばめました。


聴く人それぞれに、生きてきた過去や思い出、いま置かれている状況があると思いますが、各位の理屈で解釈してもらえるようにできたかなぁ、と思ってます。

これまでに書き上げた歌詞ではやっていないことだったので、自分でも新鮮な気持ちでいます。

 

春が近づくにつれて、実際に転居される方もいらっしゃるかと思いますし、異動や進級など、いろいろな変化のある時期です。
そのきっかけが良いも悪いも関係なく、先々にある変化を控えている方に聴いていただくと、胸に響くこともあるのではないかと思います。
特に変化のなかった方も、過去にあったことや将来の変化をイメージいただけるようであれば幸いです。

 

一番の聴き所は、最後のサビです。(激萌え)

もうすぐ訪れるだろう春の季節を待ちながら、最後まで聴いていただけると幸いです。

よろしくどうぞ。

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トラックに揺られながら
作詞:大玉ドロップ、引越しサウンド
作編曲:引越しサウンド
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音源はこちらです。

https://soundcloud.com/hikkoshiiiii/torakkuniyurarenagara

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季節の変わり目は いつも曖昧だよね
冬なのに春みたい 天気とかさ
むちゃくちゃ寒くて 震えるときもあるよ

 

明快な順序で 巡ることなんて稀で
この街を出て行くのは いまでなくたっていい
それは何となくなことで
あの春の気配を感じて

 

さよならは ダンボールに詰めて
おもい出は 置き土産にして
もう会えない 会いたくはないから
僕はひとりで 新しい街へ
トラックに揺られながら

 

人生の節目は いつも想定しても
成り行きにゆだねてきたこともあるし
自分で望んで歩んだこともあるよ

 

後悔をしないで 終わることなんて稀で
この街を出て行くのは ほめられたもんじゃない
それは何となくなことで
この冬をケジメにしたくて

 

くやしさは ガムテープに留めて
約束は リサイクルにして
もう会えない 会いたくはないから
僕は知らない 新しい街へ
トラックに揺られながら

 

正解をひとつに 絞ることなんて稀で
この街を出て行くのは 逃げるのとは違う
それは何となくなことで
その季節の続きを探して

 

ごめんねは 合鍵に換えて
たのしみは 地図にマークして
まだ会えない 会いたいのだけれど
僕は遠回り 新しい街へ
トラックに揺られながら

 

ありがとうと ハンドルを切って
かなしみは 道しるべにして
もう会いたい 会える日が来るまで
僕はひとりで 新しい街へ
トラックに揺られながら

 

トラックに揺られながら...

 

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本年もご贔屓いただけますよう、よろしくお願いいたします。

今年は、MVとかも作ってみたいと考えています。
しかし、とりあえずはカラオケで、引越しサウンドが歌ってみたいですね。

 

大玉