ウォンバットの黄金バット

いろんなバットちゃんです。

おしのの映画鑑賞日記-『LA LA LAND』を観て

こんにちは。しのです。

今回は、もうだいぶ前のことになっちゃったけど、『LA LA LAND』を観てきたので、その感想をまとめておこうと思いますね。

 

この映画の監督さんの前作『セッション』も拝見したときにはね、あたし的にかなり衝撃的を受けたもんだから、ずっと次回作をすごく楽しみにしていたのよ。
だから、別の映画を観に映画館へ行ったときにね、ララランドの予告が流れたときには、期待はアゲアゲMAXでね。まさかミュージカル映画だなんて思ってなかったからさ。余計に驚いちゃったの。

あたし、ミュージカル映画って好きなのよ。基本的に愉快な映画しかないじゃない?ダンサーインザダークは別にしてねw。だから、あの『セッション』の監督が、どんなミュージカルを映画にするのか、公開日がたのしみで仕方ない感じだったの。

『セッション』みたいに、体育会系文化部の話になるんじゃないかな、とかね、いろいろとひそかな期待とか予想とかもしてみたりしてね。ああいう映画を撮る監督が、ただただ愉快な映画にするわけがない、って、かなり心待ちにしてたのよ。

 

実際に観てみたらね、その予想は少しだけ当たったw。

ジャズピアニストと女優を目指す二人の男女が主人公の物語は、特に目立った展開も無いけれど、音楽とダンスの力で、とってもドラマティックに仕上げられていたと思う。
ロサンゼルスでの夢追い人の生活ぶりは、日本でのそれとは一線を画すもので、少し頭が混乱したけれど、目標にしている夢への姿勢がリアルに見えて、すごく共感することができた。

何かの夢を追うことって、計画的に取り組めば、かならず叶うことでもないし、夢とは直接には関係しない普段の生活の営みも、意味があったりするのね、って映画を観てて思ったの。

言うなれば、夢追い人の「普通」の様子を、ミュージカル映画としてドラマティックに仕立てられていたような気がする。

 

撮影方法も、観ていると情熱が注ぎ込まれているような気がしてね。
具体的にどうやって撮っているかなんて観ててわからないし、想像しながら観るのも野暮なことのように思ったりもするんだけど、最近の映画ならCGでやってのけるようなシーンもさ、実写で撮ってるんだろうな!、でもどうやってこれを撮ったの!?っていうシーンの連続でね!
映画を観ていて魔法にかけられたような気分、っていうのはこのことなんだろう、って思ったのよ。

 

前作の『セッション』でもそうだけど、この監督って、スクリーンの中に鑑賞者を引きずり込もうとする演出をするわよね。
正面に人物を配置して、画面中央に焦点を集中させる仕組みを上手く使っているような気がするのよね。分析したわけじゃないけど 笑。勘よ、ただの勘。

でも、こっちを観なさい!!っていう意思がスクリーンから感じるのよ。
これは何が動機になっているのかしら。気になるわね。

あたしだけかもしれないけどさ。

 

とにかくね、この映画は観て損はないと思うのよ。ミュージカルが苦手な人もいるだろうし、アカデミー賞で話題になりすぎて、逆に観たくなくなった人もいるかもしれないけれど、是非、観てみてほしい。
あんまり観ていて恍惚な気分に浸ってばかりの映画ではないから、オススメ!ってわけじゃないんだけど、この映画の物語の”夢追い人”について、どう思ったのか、感想を聞いてみたいな、って思うの。

うちのお客さんはさ、蕎麦屋だし、場所柄的にもサラリーマンの方が多いのよ。だから感想を聞いても、偏ってそうだし、なんとなく想像つきそうで、期待できないのよね 笑。

大学も近いから、たまに先生が学生さんを連れてきたりもするけど、よく知ってる子じゃないから聞けないじゃない?
って、これを読む方々のことも、よく知らなかったわねw。
ネットの世界ってホント不思議よね。ウケる。

 

あー、もうこんな時間!
そろそろ夜の営業の時間だわ!またね!