#きょうのパクチー #ごちそうさMASALA #また食べたい
人間ドックの帰り道、軽食は食べたものの、やっぱり空腹が癒えなかったので、何か食べてから帰ろうとウロウロする。
大久保まで歩くものの、夕飯の時間も近いし、軽めで済ませたかった。
新大久保に行ってケバブサンドにしようと思って散歩する。
しかしケバブサンド屋がかなり増えていて、どこにするか迷う。
迷い疲れてしまったので、バインミー屋さんにした。
以前より入り難い店構えで、行けてなかったところなのだが、店内に入ると細身の女の子がニッコリと迎えてくれた。
顔が小さくて可愛い子で、ひとりで切り盛りしている様子だった。
豚肉とパテと卵焼きのサンドを頼んだ。
ベトナムには行ったことはあるものの、大学の研修旅行だったので、屋台で生ものは最終日まで食うなと、教授から禁止令があり食べられなかった代物。
東京で食べた時の美味しさはいまだに忘れられないし、ベトナムで食べなかったことをいまだに悔やんでいる。
女の子がカウンター越しの厨房で、ゆったりとかつ無駄のない動きでサンドを作ってくれた。
パテを塗ったバゲットに、ローストした豚肉のスライスと卵焼き、膾のような大根と人参の千切りとキュウリとパクチーがこんもりと載っている。
サンドを持ち上げるとバゲットが温かい。
かぶり付くと、バゲットの熱で溶けたパテの脂と豚肉と卵の旨味、そして膾とスイートチリソースの甘味とパクチーの香りが、ブワッジュワッと口の中で広がる。
温かい具材と冷たい具材の妙も効いている。
やっぱりバインミーは美味しい。
お店は三畳ほどしかない狭さで、時間帯も遅いせいか自分とお店の子しかいない空間で感動に浸る。
なんだか彼女が作ってくれたような感覚に陥ってしまった。
見た目の良い美味しいものを作る人に、自分は滅法弱いのだと改めて実感する。
あっという間に食べ終わってしまったが、満足度は高いのでまた来ようと思う。
店を出て最寄駅に向かう途中で、ハラルフード店に寄って香辛料を調達した。
オクラとジャガイモのポリヤル的なものを作って食べたくて、材料が欲しかったのだ。
週末が楽しみである。
(この店は少量を安く買えるのが素晴らしい)
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