#ボタニカルホモ日誌 20180325
春らしい陽気の日が続くようになってきたので、ベランダや部屋の中で冬越しさせた鉢植えの世話を始めました。
今日の予定は、
①腐葉土と堆肥の調達
②スリット鉢づくり
③薔薇の植え替え
④ブルーベリー苗の準備
⑤ホップの株分けと植え替え
⑥イチゴの植え替え
⑦ハーブ類の植え替え
⑧レモングラスの株分けと植え替え
という内容で盛りだくさん。
①腐葉土と堆肥と培養土の調達
土づくりは去年に使っていた土をふるいにかけて、2週間前に石灰分を加えて置いておいた。
これに腐葉土と堆肥を買って混ぜる必要があって、それらを買いに最寄のホームセンターへ。
ホームセンターに着くと、花苗がたくさん置いてあったが、見るだけにして買うのは我慢。
いつもの腐葉土とバーク堆肥、バラの培養土とブルーベリーの培養土を買う。
ブルーベリーの苗を下見に行ったら、欲しかった品種があったので、急遽購入を決める。
チャンドラーという500円玉大の実をつける品種と、レカという丈夫で多産でしかも美味しいと評判の品種の2種類。
ノーザンハイブッシュ系の品種で、基本的に暑さは不得意なので、チャンドラーは接木苗にした。
レカは丈夫と評判なので、挿し木苗にする。千円安いので。
ブルーベリーは同じ系統2種類の品種を植え付けると実がよくつく。
会計を済ませて、ホームセンターの軽トラを借りて家に運ぶ。
軽トラを借りるのは無料だし、そんなに手間ではないのだけれども、毎度のことながら車を買いたくなってしまう。
土を家に運び、車をホームセンターに返却して、また家に戻るともう13時を過ぎていた。
さすがに腹が減ったし、喉も渇いたのでドトールで休憩。
カマンベールビーフ・チキンのサンドとアイスコーヒー。
サンドされたカマンベールが柔らかくて、とろける食感がほんとに美味しい。
食べながら、この後の作業の段取りを考える。
②スリット鉢づくり
スリット鉢は、鉢の側面にスリット上の通気孔が空いている鉢で、根張りがよいと評判の鉢。
そんなに高いものでもないのだが、大きい鉢となると100円均一のプラスチック鉢に、自分で穴を開けた方が安く済むので自分でつくっている。
今回は薔薇×2とブルーベリー×2の計4鉢分。
どちらの植物も通気性と水持ちが必要なので、スリット鉢が適している。
ただ、鋸を入れる音はなかなか騒音なので、いつか近隣からクレームが来るのではないかとドキドキしてならない。
③薔薇の植え替え
薔薇の栽培は結構な手間がかかるのだが、ハマってしまうといろんな品種が育てたくなって、更に大変になると聞いていたので手を出さずにいた。
しかし、年始におざきフラワーパークに行ったら食用の薔薇の苗が売れ残っており、割引にもなるし好奇心も抑えられず、衝動買いしてしまったのだった。
中国の品種で紫枝(ずず)と豊華(ほうか)という、フレグランス用の精油やローズウォーターを採るために改良されてきた薔薇。
花びらは生でも食べられるし、ジャムやお茶にもできるのだが、まずは咲いてもらわないと話にならない。
つくったスリット鉢に鉢底石を敷き詰めて、薔薇用の培養土を薄く入れて、苗を仮置きしてみる。
若干、深さが足りずウォータスペースが浅くなってしまうが、許容範囲として目を瞑る。
↑紫枝と豊華↓の参考画像。
こんだけ咲くようになるのは、いつになることやら。
どっちが育つかわからないので2つ育ててみます。
④ブルーベリーの準備→植え替え
今日は苗を迎える準備だけにしようと思っていたのだが、苗を買ってきてしまったので、薔薇と同様の手順で植え替え。
あまり根が張っていない苗だったようで、新しい鉢に仮置きしようとしたら、根土がくずれてきて焦った。
もしやコガネムシの幼虫の仕業か!?と思ったが、土の中には見当たらなかった。
買ってきたものが鉢上げしたばかりだったらしくひと安心だが、どちらにしろ後でコガネムシ対策を施さねばならない。
⑤ホップの株分けと植え替え
去年に苗を購入し、冬越しさせたポップ。
2箇所から芽が出てきていたので、株分けして増やそうと考えていた。
しかし、掘り起こしてみると芽元が互いに近いところにあったので、株分けせずに新しい土へ植え替えるだけにした。
太い根が鉢底石を砕くほどに張っていたが、コガネムシの幼虫が細い根を食い散らかしていた。
今年はコガネムシ対策をちゃんとしようと心に決める。
ポップの芽が株元から出てきている。
もう一つ芽が出そうだから株分けしようと目論んでいた。指先のところにある茶色いのが芽。(わかりづらい)
ポップの根張り。太い。
コガネムシの幼虫が取り切れたのかは不安だけれど、とりあえず植え替え完了。
コガネムシ対策は4月中旬までにはやらないといけない。
⑥イチゴの植え替え
去年は知人にいただいた苗を育てていたが、成った実の7割を鳥ちゃんたちに食われてしまった。
なので、今年は欲張らずに一株だけを大事に育てることにした。
夏っちゃんという四季成りの品種。
糖度が14度までになるというが、そこまでの甘さにできるかどうか。
イチゴは根を浅く張るので、浅めのプランターに植える。
虫除けの効果が期待できるかどうかはわからないが、レモングラスの葉を泥はね防止で株周りに敷き詰めた。
⑦ハーブ類の植え替え
先日のおざきフラワーパークのリニューアルオープンセールで買った苗を鉢に植え替える。
ステビアは、以前から育てたかったハーブ。大きくして葉っぱを肥料にしてみたい。
イングリッシュペパーミントは、夏のコーヒー用。
数枚のミントの葉をコーヒー粉の上に置いてドリップすると、涼やかな香りがついて美味しいらしい。
バーゼリアは白い球体の花が愛らしかったし、丈夫な上に多年草なので育ててみることに。
暗くなってきたので、写真も撮らずに作業を急ぐ。
⑧レモングラスの株分けと植え替え
うちのレモングラスは3度目の冬越し。
毎年株分けして、1本の茎を春から秋にかけて成長させて増やす。
鉢から引き出すと、ほぼ鉢の土がなくて根っこばかり。
鉈などがないのでハサミと手で株を分けていくが、かなり力が要る。
2年前の株分け時には要領を得ず、終わるころには手首が筋肉痛になったが、今回はすんなりと終えることができた。
ここまでは先々週に作業を済ませ、水に挿して発根を待つ。
しかし部屋の中で結構な邪魔さだったので、発根は待たずに土に植えることにした。
いつもならビニールポットに挿し芽をするのだが、レモングラスは根を深く張るので、うちにあるポットだと浅すぎる。
なので今回は100均の深さのある紙コップを購入し、底に穴を開けて簡易鉢を作成してみた。
耐久性がいまいち心配だが、これも実験である。
(翌朝撮ったレモングラスの苗)
今日の予定していた作業をすべて終える頃には、すっかり暗くなってしまったいた。
ベランダが泥だらけだけども、掃除は後日やることにして撤収をキメる。
シャワーで泥だらけの手と顔を洗ってすっきり。
買って飲むのを忘れていたブルーベリービールを飲む。
自分で育てたホップとブルーベリーで作れたりしないかな、なんて考えてみる。
ほんとに作ろうだなんて、少しも考えてはいないのだけれど、理想を夢見ることだけでも結構楽しいもんである。
もう少し温かくなったら、部屋の熱帯植物を外に出して追肥をするのと、種まきをしないといけない。
ベランダでの鉢のレイアウトも考えないといけない。
春は本当に忙しい。
#ボタニカルホモ日誌 20180325