ウォンバットの黄金バット

いろんなバットちゃんです。

#きょうの水泳教室

仕事も忙しいし、プライベートでも上手く行かないことばかり。

毎晩、ちゃんとストレッチでもすれば自律神経も整うのだろうが、自分に甘えてやらないで寝てしまうことが多い。

わかっているのにできないのはどういう理屈なのだろうか。

理屈なんて無いのかもしれないけれど、そうであれば、何にでも意味を与えることもできるのではないか。

なんて考えてみたところで、有益なことにはならないだろうから考えるのを辞める。

有益だとわかっていてもやらない人間が何を言っているんだって話なのだが。

そんなウダツの上がらない日々の中で、唯一の楽しみはきょうの水泳教室だった。

早く泳いでストレスを発散したい!

そう思って教室に出てみたのだが、きょうは半分以上の時間をクイックターンの練習になった。

半分以上も時間をかけたのは、それだけやってもできなかったからだ。

 

ボビングジャンプ  25m

蹴伸び 25m

ビート板バタ足 25m×2

ビート板平キック 25m×2

クロール50秒サークル 25m×8

蹴伸びからの前回り 25m×4

壁際で前回り 何度も

壁に向かって前回り 何度も

クイックターンしてクロール25m 何度も

 

40分ぐらいはクイックターンの練習をしていただろうか。

壁に向かわなければ難なく前回りをできるようにはなったのだが、いざクイックターンをしようとすると勝手がわからなくなって身体が固まってしまう。

できていた前回りも回らなくなってしまったし、回り方がわからなくなってしまった。

できていた逆上がりが急にできなくなった、例えて言うならそんな感じ。

壁に伸ばした手がつくかつかないかの距離で回るのが理想的なのだが(そうでないとターンをしても足が壁に届かず蹴ることができない)、そのタイミングがつかめない。

壁際は浅くなるので、回転をすると底も近いのでなかなかの恐怖感だった。

蹴伸びからの前回りは落ち着いて目を開けながら回ることができていたのだが、一度、できない!と思った瞬間に得ていた要領はどこかへ消えてしまったかのようになった。

ちなみにきょうはエリオが春の合宿に旅立ってしまったので、スジ筋兄上とコーチの3人だけの練習だった。

スジ筋兄上は壁際で回るタイミングはつかめているけれど、回転の際に深く潜りすぎてしまってターンができないようだった。

自分は回転のタイミングがまったく掴めないまま、教室の時間が終わってしまった。

深くて壁の間際でなければ回れるのにできない。

環境が変わってもやるべきことは同じなのだが、できなくなるのは不思議だなぁ、と思っていたけれど、後から考えてみるに、元々理想的な形で回れてない証拠だったようにも思う。

教室の時間が終わって、コースの端に設けられているフリースペースで自主練をしていると、段々と壁際での前回りの要領を掴むことができたのだが、それまでできた!と思っていた回り方とは違うものになったからだ。

いきなり壁に向かってクイックターンをすると、要領を掴めてないのに回ることなどできないよな!と考え直し、徐々に壁との距離を詰めながら回る練習を繰り返してやってみた。

まだ遠い、あと少し遠い、これは近すぎ、ここら辺かも?、あれここら辺でない?、おお!ここだろ?、ここかも!!、ここだ!ここだ!、という感じでテストを繰り返すうちに、壁との距離や回るタイミングを掴むことができた。

あと、回り方。

両腕でめいいっぱい水を押し込むと上手く回れる、ということはわかっていたのだが、蹴伸びの姿勢で伸ばした腕は水面に残しつつ、まず顎を引いて頭から回った方がコンパクトに素早く回ることができることに気づいた。

前者は回転の円が大きくなり、どうしても深く潜って身体が底にぶつかってしまう。

けれども、頭から回り込むと身体が回転円が小さくなって、底にぶつかることもまるで無かった。

腕の力もそんなに必要としないし、壁を蹴る足の位置も意図しなくても、ちょうど水面と底の中間ぐらいになる。

何度も繰り返していく中で、上手くいく時といかない時の違いがだんだんと掴めた気がしてくると、もう一回上手く行ったら会得の証拠!と試してみるが、5回連続で成功するまでに30分もかかった。

回転に失敗すると腕全体でもがいて姿勢を正すので、上腕に力が入らないほど疲労がたまっていた。

きょうは泳ぐよりも、ほぼ前回りしかしていないのに。

けれど、できなかったことができるようになっていくことは本当に楽しい。

中毒になりそうなほどだ。

あまりの高揚感に、泳ぐ前のストレスは見事に打ち消されてしまったようで、調子にのって練習しまくってみたけれど、やって良かったと心から思えた。

しかし、来週の水泳教室でもできるかどうかはわからない。

不安は残るけれど、またできなくなったら、できるようになるまで練習すれば良かろう!とプールから上がる。

陸に上がると唐突に感じる重力で、普段よりも身体がズッシリと重く感じられた。

明日の筋肉痛は普段とは違う部位で起きる気がする。

でもそれはそれで楽しみかも。

などと達成感の余韻に浸りながら、ジムのシャワーブースで顔を洗っていると、疲れたせいで勢いの加減がつかなくなっていたのか、薬指を鼻の穴に突っ込んでしまい流血事件を起こしてしまった。

調子にのるとすぐこれだ。

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(マスクで隠せることができて良かった)

 

#きょうの水泳教室