#きょうの水泳教室
日曜に青梅マラソンを走ったあと、張りっぱなしだった脚の筋肉痛も段々と癒えてきて、小走り程度であれば違和感なくできるようになってきた。
ちゃんと泳げるかどうかはわからなかったけれど、水中は重力がない分、脚への負担は思っていたほど感じられなかった。
しかし、すぐに乳酸が溜まって疲れやすく感じられた。
コーチが言うには、もともと股関節の動きが悪いのに、マラソンの筋肉痛でより硬くなって、筋肉を効率的に働かせることができていないそうな。
横に開く方はそこそこ可動域はあるのだが、縦に開く方はいまだに硬いままなのだ。
事実、縦開脚(?)は生涯できた試しがない。
柔軟を欠かさずやっていればできるようになるとは聞くが、いまだ半信半疑だったりする。
筋肉を効率よく働かせることができないと、すぐに乳酸が溜まって疲れてしまうのだが、その方策としては、乳酸が溜まらないようにする方策と、乳酸をたくさん溜められるようにする方策があるそうだ。
きょうは後者の練習をした。
乳酸をたくさん溜められるようにすることを、「AT値の閾値を拡げる」と言うらしい。
長めの距離を全速力で泳ぐことで、わざと乳酸が溜まる。
それで身体を乳酸に慣れさせるという練習なのだが、分析は科学的だけれど、対策自体は「慣れ」というのは若干アナログ感があって面白かった。
「慣れ」って何なんでしょうね。
ボビングジャンプ 25m
蹴伸び 25m
クイックターン練習(蹴伸び→前回り) 25m×6
ビート板バタ足 50m×2
クロール(1分半サークル) 50m×6
クロール(50秒目標) 50m×4
クロール(20秒目標) 25m×2
あと、きょうはクイックターンの練習で、蹴伸びの姿勢から前回りをする練習をした。
なかなか上手くいかず、回転の軸が左に倒れてしまいがちだったが、両腕の使い方が左右でバランスが取れていないことが要因だったようだ。
回転するために勢いをつける際、両腕で水をかくのだが、左右のバランスを整えると軸が曲がることなく回転できるようになった。
回転時に鼻から息を吐くのにも慣れてきた。
あとはターンのタイミングを掴むことが課題で、壁の間際で回転できるようになればよいのだが、いまのところまだできる予感がしない。
いつもの3人であれやこれやと話しながら練習をしたのだが、できないけれどこれはこれで楽しかった。
練習の後は、エリオにご飯を奢る約束をしていたので、ジムの近くにあるワンタン麺屋に行った。
一度、自分が練習日を間違えて伝えてしまったために、レッスン代を無駄にさせてしまったお詫びで約束していたのだ。
水泳教室で知り合って1年近くなるが、ジムの外で会うのは初めてのこと。
カナダ旅行の土産話や大学の勉強、サークル活動の話をいろいろと聴かせてもらい、最近は触れる機会も滅多に得られないようなことが聴けてかなり楽しかった。
自分の昔話をするのは野暮かと思って、我慢するのは大変だったが、エリオが希望する専攻が自分の勉強してきたことと近かったので、ついつい少しだけ昔話をしてしまったのは反省している。
「昔はこうだったんだけど、いまはどうなの?」という話題の転換をしてみたけれど、フォローになっていただろうか。
けれど、エリオはいろいろと興味深く聴いてくれたらしく、自分の話で出てくるトピックをメモってくれていた。
あとで調べたり読んだり見たりしてくれるかどうかはわからないけれど、愛想の良い子で話していて本当に心地が良かった。
意識が高い、という感じの愛想のよさではなく、ただ単に波長が合う感じ。
(案の定、語学のクラスの人と馴染めないとか団体行動が苦手という悩みがあるらしい。)
食べ終わった後もしばらく話をして、閉店時間になったので店を出ると、エリオがモジモジしながらカナダ土産のメイプルシロップをくれた。
レッスン代の代償で飯を奢ったのに、またプラスマイナス0になってしまったではないか、と言うと笑っていた。
また飯に行く約束をして駅で別れる。
彼は週末からサークル合宿で、1ヶ月かけて四国まで自転車で行く旅に出るそうだ。
事故には十分気をつけてな、と声をかけて見送る。
部下でも後輩でもない、ひと回りも下の友人との付き合い方など経験上知見がないので、「歳上の振る舞い」を必要以上に意識してしまったかも、と帰りの電車でまた反省した。
(雲呑の皮は厚く、具は練り物のようにしっかりした食感で、他で食べたことないワンタン麺で美味しかった)
(バラ配り用のお土産をまとめてくれた 笑)
#きょうの水泳教室