#ボタニカルホモ日誌 20180512
先々週に蒔いた種も芽を出して、ゆっくりながらも育っていたのだが、昨日一昨日の寒さでホーリーバジルの半分の芽が萎れてしまった。
生き残った半分の芽もこのまま順調に育ってもらえるかどうかは、今後の陽気と自分の注意力に依るところが大きい。
庭に地植えをしていれば、それほど気をもむ必要もないのだが、南西向きのベランダで育てているので、環境としては割りと過酷な方だったりして、天候を制御することができない分、気をかけてやらないといけない。
最近、痛感したばかりなのだが、ベランダで鉢植えを育てる場合は、日当たりが少し悪いくらいが丁度いいように思う。
植物は日向に置いておけば元気に育つのかと思いきや、直射日光が結構苦手だったりするようなのだ。
光合成しやすいのにどうしてか、と思うけれど、それ以上に紫外線と熱射への耐力が持たないらしい。
強いイメージのミントも、日向に置いておいたらすっかり弱ってしまったので、慌てて日陰に移した。
ひと月前に庇の下に置いたホップの方は、半日陰になった途端に成長の勢いが増している。
日向にいると成長する力が、別のことに回ってしまうせいらしい。
ホップ氏は、蔓がもう庇の裏まで到達してしまった。
去年よりもスピードが速い。
ここからホップ氏がどうするのか、気になるのでそのままにしてみようと思う。
気にしなきゃならないのは、日光だけではなく気温にも注意がいる。
ただし、寒ければ部屋の中に入れたりできるのだが、気温が乱高下するのにはどうにも制御し難い。
特に今年の春先は、夏みたいな陽気だったせいか、グミの木の芽吹きが遅い。
いまは夏前なのか夏が終わったのか混乱しているのだろうか。
去年の今頃は、花も落ちて葉が茂っていたのだが、今年はまだ固い芽のままだ。
枯れてはいないので、何かしらのスイッチが入れば成長するのだろうが、それが何なのかがわからない。
ジャボチカバの葉も段々と茶色を帯びてきたのがまた心配だ。
冬の間、葉っぱを落とさなかったので不思議に思っていたのだが、それはコガネムシの幼虫に根を食い散らかされていたせいで、養分が足りなくなるのを防ぐために葉を落とさなかったようなのだ。
気温が安定していれば回復への負担にならないのだが、どんなもんだろうか。
まだ新しい根も出ていない頃なので、葉っぱの色の変化も良いことなのかどうか、気がかりでならない。
人間や動物ならば環境の良いところへ逃げられるのだが、植物はわかっていても逃げられないので、耐力が持たなければ枯れるしかない。
植物から助けを求めてくれたらとも思うが、それは自分の観察力が足りないせいでもあるので反省するばかりだ。
一方で、すこぶる順調な成長見せる鉢植えもある。
思った以上に実をつけているので、熟すまでが待ち遠しい。
ブルーベリーのレカちゃん。
ブルーベリーのチャンドラー氏。
桑の実ちゃん。
ブラックベリーさん。
ラズベリーさん。
バラはまた蕾をつけてきた。
新芽も出てきて頼もしい限り。
ニンニクの芽(蕾)も伸びてきた。
花が可愛いので咲かせたいところだが、切らないと土中のニンニクが小さくなってしまうのが悩ましい。
きょうは植物たちが大きくなったので、日当たりや樹形に応じて鉢植えの配置を変えた。
それとついでに、種から育てる苗の鉢と土の準備もした。
唐辛子とパクチーとホーリーバジルとハイビスカスの鉢植え用に、土を作って元肥を施し、いつでも植えられるようにしておく。
再来週ぐらいには植えられるだろうか。
株分けしたレモングラスが成長し始めていたので、少し早いけれど植え替えをする。
1本からどこまで増えるか楽しみである。
まだ作業は残っているのだけれど、腹も減ったし、陽に当たっていたせいか、かなりグッタリきてしまったので、きょうはこれで終わり。
普段なら体力的にまだできるところだが、昨晩の3時近くまでLINEが来るのを起きて待っていたせいかもしれない。
部屋に戻って朝に入れておいたお茶を飲むと、少しだけ力が蘇る感じがした。
完全にぬるくて美味しいもんじゃないのだけれど、体温に近い分、身体に染み渡るようで心地よかった。
明日は買ってきた苗を鉢に植え替えする。
#ボタニカルホモ日誌 20180512