ウォンバットの黄金バット

いろんなバットちゃんです。

大玉ドロップの歌詞保管庫(9)

こんばんは。大玉ドロップです。

 

引越しサウンドさんの新曲「週末ラビリンス」ができました。

今回は、引越しサウンドさんの曲を先にいただいて、歌詞を書かせていただきました。

引越しサウンドさん、一時期、気管支を患って歌えない時期がありまして、その間の暇つぶしとして、歌詞の宿題を課してもらいました。

簡単には詞が完成しないやつですよ~、といただいたのが、今回の新曲です。

 

引越しサウンドさんに、作曲時のイメージをうかがうと、「やらなきゃいけないことはあるけど面倒だし、ぼんやりしていたいなぁ、という感じ」とのこと。

いかにも引越しサウンドさんらしい感じ。

そのイメージを言葉にして、曲にはめていくように作詞をし始めたものの、今回の曲は短いフレーズが繰り返されるもので、短い歌詞を繰り返し当てることの難しさを痛感した次第です。

 

曲から膨らましたイメージは、週末に寝坊した時に感じるような、時間を贅沢に過ごしてるのか無駄にしてるのか、よくわからなくなるときの場面です。

仕事以外の余暇を有意義にしたいと思いつつ、誰も怒らないからグダグダと過ごしちゃって、でもこのままで良いとは思ってはないのに、甘やかせるのは自分だけだからと、やっぱりグダグダしちゃう、というくだらない感じ。

同じフレーズを繰り返すと、どことなく聴く人を煽る感じが出ますし、実際に曲も後半にかけて、忙しなくなるアレンジになっているので、そういうぼんやりとしているけど、重く足枷となるような"迷い"を歌詞にまとめたら、曲に上手くはまったかなぁ、と思います。

特に「一抹の不安」と「◯◯の(な)ラビリンス」の言葉を活かすことはできたので、自分では満足しています。

いかがでしょうか。

 

作詞をしながら思ったのですが、孤独とか寂しさって、惑わされるから感じるのかもしれませんね。

客観的な物事の道理でさえも、世の中の混沌の元となり得るのでは、と最近よく思います。

高い意識や夢、ちゃんとした生活を持っていても、怠惰なことの方に居心地よく感じてしまったり。

でも、自分の生きる基盤が、そもそも真理のない混沌とした迷宮なのだと思えば、余計な不安など感じずに、前向きに取り組めることも増えるのではないかとも思います。

 

せっかくの週末のお休みに、寝て過ごしてしまってぼんやりと後悔している時には、この曲を聴いていただいて、起き上がる力にしてもらえたら幸いです。

 

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週末ラビリンス

作詞:大玉ドロップ

作曲:引越しサウンド

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↓音源はこちらからどうぞ。

https://soundcloud.com/hikkoshiiiii/shuumatsulabyrinth

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街の喧騒が
遠くで聴こえる
休日 sunset
四度寝しちゃって
微睡むは weekend

腹へったなぁ...
掃除/炊事
やんなきゃだけど

面倒だなぁ...🤦🏻‍♂️💦
📱「誰かごはんに行こうよ~」

せっかくの休みだし
有益に過ごさなきゃ!と
一人きりなのに言い訳

「いつもそう」
駄目でこそ キメていく 裏腹の念
明日も 適当に 行くから

「これでいい」
スカせども 秘めていく 一抹の
不安は 正常な ラビリンス

「しょうがない」
決められた 道の先 進んでっても
ずっと続くよラビリンス

昨日は飲みすぎて
寝汗がベトつく
休日 sunset
何にもしないで
贅沢な weekend

酒臭いなぁ...
溜まった洗濯
やんなきゃだけど

面倒くさい...🤦🏻‍♂️💢
📱「誰かスパ銭に行こうよ」

自律した 生活に
憧れは あるんだけど
孤立 避けるのに 必死で

「いつもそう」
甘えては キメていく 諦観の念
夢と いつだって 逆行

「これでいい」
見切っては 増していく 一抹の
不安は ありがちな ラビリンス

「しょうがない」
なんとなく 指示通り 進んでっても
きっといつものラビリンス

叶わない 願いごと
自分だけ 許しては
不満を 解き放つ ラビリンス

「しょうがない」
本性も 悟れない 人たちまで
ちゃんと愛せる気しないし

誰かにも 何かにも
出会えない 週末は
不安を彷徨わす習慣

「いつもそう」
駄目でこそ キメていく 裏腹の念
明日も 誤魔化して 行くから

「これでいい」
見切っては 増していく 週末の
不安は おなじみの ラビリンス

「しょうがない」
寝たまんま 案じても 陽は暮れてく
目を醒ましてラビリンス

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ではまた。

 

大玉