#ボタニカルホモ日誌 20180427
きょうは在宅勤務なので、休憩がてらベランダの鉢植えの世話をしてみた。
精神衛生上、とてもよい感じなので、会社でも何か育ててみようかと思ったものの、満員電車の中、鉢植えを持って行くのはなかなか気が引ける。
日中、ベランダに出るたび、セール価格で売っていたラズベリーとブラックベリーの蕾が段々と開いて行くのを見れて面白かった。
ブラックベリーは桃色の花。
この色もアントシアニンの色なのだろうか。
とても可憐な色の花で、観賞用にも優れているように思えた。
一方、ラズベリーの花は白色だった。
どのくらいで実をつけるのだろうか。
楽しみが増えた。
薔薇の花は今朝も咲いていた。
蕾も減ってきた。
摘蕾も兼ねて切り取り、干してお茶にしてみたかったが、それには少し足りないように感じる。
また咲かせて、たいせつなお店に持って行こうかどうか悩むなどする。
んで、きょうの作業は種まきがメイン。
昨晩から水につけておいたものを紙コップの苗床にまく。
最近の陽気を考えると、もっと早くても良かったように思えて、少しばかしため息が漏れてしまった。
けれども、この先の天候もわからないのに、なんで不要な後悔ばかりしてしまうのだろうか。
ハイビスカスローゼルは、実のまわりの萼片をハイビスカスティーにする品種。
去年に育てた苗から種を採っておいたのだ。
土に落ちて混ざっていた種から芽も出ているので、結構、発芽率も良さそうである。
3粒ずつ苗床に巻いて、土を軽く上からかける。
ホーリーバジルのトゥルシーは、インドのアーユルベーダや料理やお茶などにも用いるバジル。
これも去年に育てた苗から採っておいた種。
水につけておいたら、種の周りに薄っすらと膜が張っているやつと、無いものが見られる。
いずれも水を含んでふっくらとしているが、膜が無いものは芽が出ない種なのだろうか。
種取り作業の時に、手で触って剥がれてしまったのかもしれない。
小さい種なので、スプーンですくいながら苗床にまく。
バジルも多少の光が無いと発芽しないので、浅いところに巻いて薄く土をかける。
好光性の種は土の深いところに撒くと、発芽しなかったらするし、逆に暗闇で無いと発芽しない嫌光性の種もあるので、なんでこんな違いがあるのか、想像するだけでも結構たのしい。
挿し木をしていたローズマリーの根の様子をそっと引き抜いて見てみると、チョロっと根が出てきていた。
あと1ヶ月くらいはかかりそうだが、順調に育ってくれているようで安心した。
成長するのに適切な時間など無いのだと、植物ごとによって異なる成長の仕方に、自分の考えを見直してみた。
明日は食香バラの生産者によるセミナーに行ってみる。
#ボタニカルホモ日誌 20180427