#ボタニカルホモ日誌 20180526
起きた途端に暑さに嫌気がさした。
そして眠い。
憂鬱な季節が近づいてきた感じがする。
自分は7月生まれではあるのだが、暑さには滅法弱い。
少し寝坊すると外はもう気温も高くなって、夜の間に地面が吸った湿気が空気中に上がり、蒸し蒸しとする感じ。
布団で寝ていると、身体と布団が接する部分もじとっと湿ってくる。
あまり好きじゃない。
重い腰を上げて窓の外の様子を見ると、ベランダの植物たちもどこかグタッとしている。
それは水をあげてないからなのだけども、日中の陽の強さに弱ってきているのか、葉や立ち姿に荒々しさが出てきている。
筋肉質というか、葉や茎の繊維が太くなっている様子が見られるのだ。
やはり剪定をまめにしないせいでもあるのだろうかと、ぼんやり考えながら水遣りをする。
育て方が雑なだけに、繊細さのない植物たちを見るたびに偲びない気持ちになる。
ニンニクももうすぐ収穫しても良い頃合い。
しかし、取らねばと思っていたニンニクの蕾も、咲きかけてしまっていた。
明日の朝にでも摘んで、ニンニクの芽をナムルにしようと思う。
ブルーベリーの↓レカちゃんと、
↓チャンドラー氏は、
まだ鳥ちゃんには取られずに済んでいる。
これは、鉢植えの隅っこから生えてたパクチーの花と実。
パクチーの実は、青いうちは十分観賞用に耐えうる愛らしさがある。
普段は茶色くなるまで放置して種にするのだが、そういえば、青いうちに食べられたりはできないものなんだろうか。
あとで調べてみよう。
ホップ氏。
分枝して上を探る様子がエゲツなくなってきた。
レモングラスの挿し芽は、半分くらいがいじけずに育ってくれそうな感じ。
もう人にあげられるぐらいになってきた。
去年の種を蒔いたハイビスカスローゼルも本葉が出てきた。
てんとう虫🐞はこの植物で過ごしている事が多いのだが、この植物が好きなのだろうか。
まだ小さい芽でアブラムシもいないと思うのだが。謎だ。
んで、最初は小豆かな?ハイビスカスかな?と思いつつ、何者かわからぬまま育てていた芽は、本日スイカ🍉であることが判明。
去年の夏にベランダで食べた小玉スイカの種が、土作りのときに混ざりこんだらしい。
ベランダではさすがにスイカは育てにくい。
どないすんべかな、と途方に暮れてたら、駅前の花壇の様子が思い浮かばれた。
勝手に植えたら逮捕されるだろうか。
唐辛子とパクチーの種まきをせねばなぁ、と思いつつ、出かける時間が近くなってしまったので、また明日。
今日はやっぱり湿度が高いのか、日陰の部屋に戻っても汗が引かない。
身体にまとわりつく汗の感じも、トロッとしていて不快。
歳をとったもんだな、とシャワーで不快な汗を洗い流す。
ふと、自分の肉体のピークっていつだったんだろか、という疑問が脳裏によぎった。
若い頃の自分は、いまの時期の植物みたいに、荒々しさが目立っていたので、まだまだでしょ?なんて思って過ごしていたけれど、気づかぬうちに逃していたような気がしてきた。
老いるのが嫌ではないのだが、なんだかもったいないことをしたなぁ、と少しだけガッカリとする。
しかしながら、自分の肉体と鉢植えの植物を比べて物思いに耽るとは、なんとも馬鹿げた話だ。
#ボタニカルホモ日誌 20180526