#ボタニカルホモ日誌 20180901
アセロラの実がいい感じに熟した。
週末にはかの人の所へ持って行けるかなぁと思っていたら、今週はNGです、なんて素っ気ない連絡がきたので断念した。
アセロラの実は、水分が多くて皮も丈夫でないせいか、2日程度しか日持ちしない。
冷凍したら日持ちするけれど、生の美味しさは半減するどころではない。
育て始めて4年。
たくさん実をつけてくれるようになったけれど、タイミングよく熟してくれることは稀なので、ようやく見せられるかなぁ、と楽しみにしていたんだが忙しいのだから仕方がない。
ま、楽しみにしていたのは自分だけなのだが。
同時に6個も熟してくれたアセロラちゃん。
最近は鳥ちゃんも食べに来なくなったのだが、暑さのせいなのだろうか。
それとも子育てが終わったからなのか。
憎くて仕方なかったが、ずっと来てくれていた存在がいなくなった途端、気になる存在になるとは都合のいい話だ。
どこかで元気にいてくれるといいけれども。
棗くんの実は、順調に大きくなってきている。
生の棗は食べたことがないので、どんな味なのか楽しみで仕方がない。
ハイビスカス(ローゼル)氏に蕾がついていた。
この蕾が大きく膨らんでくると萼片が紅くなって、木槿のような花を咲かせる。
うちのはクリーム色の花。
紅くなった萼片は、ハイビスカスティーになる部分。
今年はどれだけ採れるだろうか。
ちなみにこの方は、日照時間が短くなると夏の終わりを察知して、花芽をつける習性がある。
連日の暑さのせいで、そんな気にはなかなかなれないけれど、星の巡りは確実に秋に近づいているのだった。
今年の春を振り返ってみれば、あっという間のように感じるけれど、植物は物理的な時間しかカウントしていないのかもしれない。
宇宙の摂理に忠実で、定まらない天候に翻弄される生き様は、どこか窮屈な感じもするけれど。
しかし、そういうふうにできていることに、人間の都合で塗りかえようとすることの方が、無理があることのようにも思えた。
要は、独りよがりなのだ。
この言葉を長らく理解できないでいるのだが、それは自分が本当に独りよがりだからなんだと思う。
#ボタニカルホモ日誌 20180901