#ボタニカルホモ日誌 20181020
ここ数週間、寝不足にさせられていた仕事で、ようやく山場を越えることができた。
明日はハーフを走ることになっているので、一日ぐっすり眠って身体を休ませようと思っていたのだが、深夜の2時に起きてしまった。
ここんとこ毎日3時間ほどの睡眠だったのだが、すっかり癖になってしまったのだろうか。
目も覚めてしまって二度寝も難しい。
外はまだまだ暗く、だんだんと夜明けの時間も遅くなってきている。
少しでも明るければ、ベランダの鉢植えの整理ができるのだが。
異常なまでに酷暑だった夏から一転秋らしい季節を迎え、植物たちは冬越しの準備を始めている。
種を付けて葉を枯らすものもいれば、涼しくなって元気を取り戻してくれたものも。
冬が来る前に来年の春に向けて、各々の様子が見れて楽しい。
とりあえず草取りをして、お礼肥の肥料を与えなきゃなぁ、とラジオを聴きながらボンヤリと計画を立てる。
そういえば、オザパからセールの案内があったことを思い出し、メールを見直すと秋植えの球根が1割引という記載に目を引かれた。
ちょうど今回のお礼肥で、肥料は使い切ってしまいそうだったし、買い足しに行くついでに、何か球根を買って植えてみることにした。
しかし気づいたら寝てしまっていたようで、起きたらお昼近くになってしまっていた。
午前中のうちに終わらせたかった草取りや洗濯は、後回しにしてオザパに出かける。
後ろめたさは若干感じるものの、天気もいいし久々の買い物に心が躍った。
売り場の植物たちの様子を見て、うちのベランダの植物の様子と比べて、育て方について色々と見直すこともできるし。
いろいろと口実を自分で自分に言い聞かせながら家を出た。
オザパに着くと見たこともない量の球根が陳列されていた。
水仙コーナー
原種チューリップや
最新品種のチューリップに
クロッカスとヒヤシンスなど。
バラ売りもしていて、どれを買おうかいろいろと迷った。
色や花弁、背丈も様々な品種が並んでいる。
面白かったのは数種類の球根を一袋に入れた商品があったこと。
ひとつのプランターに球根の種類ごとに深さや位置を変えて植え付けることで、長く鑑賞できる花壇や鉢植えにできるらしい。
多年草だから放っておいても数年楽しめるし、なかなかアイデアな商品だと思った。
いらいろと悩みつつ、ヒヤシンスとクロッカスの球根と、パステルカラーのクロッカスの球根にミニチューリップの球根を買った。
(あとモリンガの苗)
会社で水耕栽培をするのと、ベランダで鉢に植えるのと、実家の庭に植え付ける分だ。
(モリンガの苗は衝動買い)
球根だけサッと買って帰るつもりが、迷いつつ売り場を歩いて回ってたら、結構な時間が経ってしまっていた。
もう夕方の頃合い。
二階の雑貨売り場によって、肥料を買って急いで帰る。
しかし、家に着く頃には雨が降り出してきてしまった。
自分のこと以上に融通の利かない天気の存在をうっかり忘れていた。
降り始めの生温かい雨粒に濡れるベランダの鉢植えに、草取りと追肥は明日になることを詫びる。
部屋の中でぬくぬくと暮らせる種族のくせに甘えた考えが過ぎると、ベランダの鉢植えたちに思われていそうな気がした。
ごもっともなご意見なので、まったくぐうの音も出ない。
「無理」と言っても、大概は見え透いた甘えた「理」があるのだった。
そんな理由など、誰も聞いてはくれないのに愚かな話だ。
(別記)
売り場の苗にいろんな昆虫がやって来ていた。
奴らも冬越しの準備で忙しそうだった。
(見つけられましたかね?)
#ボタニカルホモ日誌 20181020