#きょうの水泳教室
水泳教室の記録は、随分と久方ぶりになってしまった。
練習は休まずに行っていたのだが、姉が倒れてから長いことICUに入っていたので、どこか心あらずのままに泳いでいたせいもあり、練習後に記録しようにも泳いだメニューを詳細には覚えておらず、書き出すことができなかったのだ。
教室の時間中、だんだんと疲れてきて上手く水中で身動きが取れなくなってくると、ICUにいる姉の姿がチラついて、こんなことしてる場合なんだろうか、と思っては意識が削がれたばかりだった。
ただ、もう姉も命の心配はなくなって一般病棟に移っているし、そろそろ以前のように集中したいところではある。
けれど、きょうも練習メニューを記述していくのは無理そうだ。
きょうは単に、体力的にキツくて集中力が持たなかっただけなのだけれども。
普段の練習では、1時間で休憩を取りつつ1km前後ほど泳ぐのだが、きょうは1.5倍の距離を泳いでいた気がする。
もうヘトヘトだ。
でも、だいぶ泳ぎは以前よりも上達しているのだ。
きっかけは3週間前の水泳教室でのこと。
出席者が自分一人だけだったので、コーチとマンツーマンの練習になった際、せっかくだから何か希望があれば教えますよ、と言っていただいたので、まったくバタ足が上達しないから改めて教えてほしい、とお願いさせてもらった。
希望はたくさんあれども、クロールが平泳ぎよりも遅いほどに下手くそなのが一番の悩みだったのだ。
キックをまったく活かすことができないでいるのが、ずっと悩みだったし、これさえ改善できればより良い泳ぎになる予感もするし。
2年ほど見てもらっているコーチなので、たしかになかなか上達してませんよね笑、と言いながら、快く引き受けてくれた。
こう言うと、おいおい普段は何を教わっているんだよ?、と疑問に思われるかもしれない。
しかし、上級クラスになるとレッスンというよりはトレーニングの側面が強くなって、あまり細かく泳ぎを教えてもらうことはないのだ。
なので、この時はなかなかの絶好の機会であったわけ。
そこからは、文字通り手取り足取りのレッスンで、腰の位置を高く保つトレーニングをした。
側から見れば、ちょっとどころではなく、かなりエッチな感じに見えただろうが、こちとら必死なのでそれどころではない。
ストリームラインを見直し、水面の高いところで姿勢を保つには、自分のキック力が弱すぎることが判明した。
背筋と腹筋が足りないようで、リズムよくキックをし続けることができないがために、推進力も生まれず、姿勢を保つこともできないでいた。
やはりな、という感じである。
しかし、実際に水中に浮かびながら腰の高さを直してもらい正しいストリームラインを身体に覚えこませ、キック力を生み出すバタ足の方法を教えてもらうと、途端に25mクロールのタイムが5秒も縮まった。
たった数十分の間の出来事で、まさか!と思ったほどだ。
ずっと昔から平泳ぎよりも遅かったクロールが、平泳ぎよりも格段に速くなったもんだから、別人にでもなったかのように感動してしまった。
と言っても、まだ20秒を切ることができないではいるのだが(23秒がベスト)。
けれども、コーチが言うには、キック力とリズムよくバタバタさせることができれば20秒も切れるそうな。
これまで、だいたい4泳法を泳げるようにはなったけれど、これ以上はタイムは速くなりそうになくて、伸び代は無いのかと思っていたのだが、どうやら単なる思い込みのようだった。
少しのことで結構変わるもんなんだな、と本気で驚いた次第である。
その劇的な変化を得た練習から、相変わらず伸びてはいないけれども、泳ぐのが益々楽しくなってきた。
本当に身体というものは面白い。
不自由さの中だからこそ、工夫のやり甲斐もあるのだろうか。
姉の具合はいまいちだけれども、そのうちリハビリの中の面白さに気づけると良いのだが。
とりあえず、明日も腹筋と背筋を頑張らねば。
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#きょうの水泳教室