#きょうの水泳教室
風邪をひいてしまった。
1年以上振りだろうか。
月曜の夜から喉がヒリヒリと痛むので葛根湯を飲んで寝たのだが、翌朝は痛みが強くなった上に鼻水が止まらなくなった。
ハウスダストのアレルギーが出たんだろうか、と思ったものの、普段よりも痛みが強い。
鼻の奥がツーンと痛むのだが、こんな痛みは初めてだった。
もしや何かの花粉に反応してしまっているのだろうか。
普段は2、3日ほど様子を見るところだけれど、いまは仕事も忙しい頃でもあるので、会社を中抜けして早めに病院へ行くことにした。
ここ3年ほど、風邪っぽくなったら、会社の近くにある耳鼻科へ行くことにしている。
設備は新しくもないし、古い雑居ビルに入った診療所なのだが、手際のいい老医師が居り、同僚のすすめもあって診察を受けてから虜になっている。
ここのクリニックは耳鼻科だからなのか、ただの風邪であっても、必ず鼻から内視鏡を入れて喉の奥の気管支まで診てくれる。
症状を答えてる間に、鼻の穴を消毒するための綿棒を突っ込まれ、痛みに戸惑っていると、すかさず内視鏡のカメラを突っ込まれる。
抵抗する間などまったく無いほど素早い手業。
ひと通りの診察を終えると、「ここが痛いんでしょ?」と言いながら、消毒液のついた綿棒で喉の患部をツンツンと押される。
「そう!そこが痛い!」と言いたいところだが、綿棒が喉奥に突っ込まれたままなので、少しだけ頷くしかできない。
患部を特定するとカルテを書き込み、処方する薬を決めてくれる。
終わると吸入もさせてくれるので、診察が終わると症状も少し軽くなっている。
多少の粗さはあるが、いつもと変わらぬ見事な手際に、毎度のことながら感動した。
できればいろんな人に体験してもらいたいと思うのだが、このエピソードをするとだいたい遠慮されてしまうのは不思議でならない。
んで、そんなこんなで薬を飲み始めてから2日で、ほぼほぼ回復することができた。
若干、喉がカラカラと乾いた感じはあるし、身体もダルいが日常生活に支障はない感じ。
なにより今日は水泳教室がある。
日頃のストレスもあって、泳がないとまた鬱憤が溜まりそうだった。
途中の仕事も早々に切り上げて、足早にジムに向かう。
それまで感じていた気怠さも、不思議と背筋もシャキッとしてくるようだった。
プールに着くと、いつも遅刻してくるスジ筋兄上が、珍しく到着していたので挨拶をする。
スジ筋兄上は、先週末にフルマラソンを走ったばかりなんだそうで、まだ身体もダルくて仕事にならなかったんだそうな。
自分も病み上がりなのだと言うと、きょうは抑えめで練習しような、という話になった。
しかし教室の時間になってもコーチが来ない。
遅れてやって来たと思ったら、こめかみの辺りを赤くしていた。
ドアにぶつかった痛みで少し動けなかったんだという。
奇妙なことに3人とも不完全なコンディションとなったので、きょうはゆっくり長く泳ぐ練習になった。
ボビングジャンプ(前向き) 25m
ボビングジャンプ(後向き) 25m
クロール1分サークル 25m×8
平泳ぎ 50m×2
クロール 50m×2
クロール 100m×2
クロール全速力 50m×2
クロール 50m×4
クロール全速力 50m×2
クイックターンもサマになってきたようで、失敗して溺れかけるような心配などは、ほぼ頭から消え去ってしまった。
ただ、スピードのある中でクイックターンをするタイミングを掴むには、まだまだ時間を要しそうだ。
そもそも速く泳げているのか、という問題もあるのだが。
あと呼吸のタイミングも難しい。
回転するときに、鼻に水が入らないように息を吐きながら回るのだが、回転し終わる頃には吐ききってしまい、ターンをした後に蹴伸びをしても息が持たないのである。
コーチに相談すると、半分ほど息を残さないとー!って言われたが、息を半分残す勝手がまったくわからない。
道のりはまだまだ長そうである。
エリオが戻ってくる前に完成させたかったんだけども。
残念だ。
しかし今日も実に楽しい時間だった。
#きょうの水泳教室