#ボタニカルホモ日誌 20190601
まだ春と言っても良い頃だというのに、ここのところ連日夏日が続いている。
鉢の中で根をいっぱいに伸ばしている植物は、あっという間に吸水してしまうのか、水やりをしても翌朝には土が乾いていることが増えた。
3日に一度でも間に合っていた水やりも、2日に一度になり、ここ数日は毎朝やらないといけない陽気だ。
しかし昨日の朝は、少し寝坊してしまったので、出勤する前に水やりをサボった。
予報は曇りだから大丈夫だろう、と自分を自分で慰めてみたものの、水がなくて困るのは鉢植えたちの方なんだよなぁ、と仕事中はずっと気が気でなかった。
一晩明けてベランダに出てみれば、案の定、鉢植えたちは少しグッタリとしていた。
ああああああああ!と昨日の自分にイラつきながら、急いで水やりをした。
水に濡れた葉の匂いが土の香りと相まって立ち上がってくる。
自分はその香りが好きなので、御礼のようにも思えるのだが、実のところは「遅すぎる!」というクレームの意思表示なのかもしれない。
成長の時期なのに申し訳ない、と詫びながら、たっぷりと水やりをする。
この時期の鉢植えの植物たちは、毎日のように変化を見せてくれる。
1日でも観察をサボると、いつの間に!こんな姿に!と、その変化を見逃しては悔いることになる。
人間もちょくちょく変化をするようであれば、人の気を引きつけることができるのかもしれない。
しかし、大人になってしまうと、髪型や化粧や服装で誤魔化すしかなくなるのが、なかなか残念な感じだなぁと思った。
植物のように、色や形や大きさや匂いなど変わるようであれば、日々の生活に停滞感など感じないのかもしれない。
ただ気づいてないだけなのだろうが、気づくには何が必要なのだろうか。
今日はカレーリーフの花が初めて咲いていた。
少しエスニックでフローラルな匂いがするのには驚いた。
実が採れたら撒いてみようと思う。
先週に発芽した朝顔は、片方の芽は形がいびつになっているが、種を撒く時のミスのせいだと思われるので、そのまま育ててみようと思う。
本葉の方も出てきているので大丈夫なはず。
これはハイビスカス茶にするローゼル。
昨年に採った種から発芽した。
ラズベリーちゃんは実が膨らんできた。
ブラックベリーさんは花つきが少ないけれど、実はできている。
大きく鉢増しをしすぎたようで葉ばかりが生い茂る。
ジャガイモ(ペチカ)の花の蕾。
土の中の地下茎から新しい芽を伸ばしていた。
これはダリアさんの蕾。
初めて育てているので、よくわからない方なのだけど咲いてはくれそう。
ブルーベリーの実は早くも鳥ちゃんたちに食い荒らされてしまったが、しっとりとした葉っぱが涼やかで良い。
株元をみると接木元からひこばえが生えていたので切りとる。
光の加減で色合いが変わってみるので、花瓶に生けてみようかと思う。
植替えや種まきの作業がひと段落してきたので、掃除と整理整頓をせねばならない。
梅雨が来ると外で作業ができなくなる。
でも今日も暑くなりそうだ。
摘芯したガパオとキューバミントの葉で、ミントコーヒーをドリップして飲んだ。
今回はキューバミントのイエルバブエナの方を使ってみる。
熱湯をかけて少し蒸らしてからドリップする。
後味がスッキリして美味しい。
スペアミントの方がスーッとするのかもしれないが、キューバミントは香りがよい。
またこの季節がやってきた。
#ボタニカルホモ日誌 20190601