#きょうの水泳教室
きょうは代行のコーチ。
いまのコーチの方になる前、お世話になっていたコーチで、元体育大で水泳部だった方こともあって、練習内容が頗るキツい。
大谷翔平くんとブタゴリラを足して二で割った顔と体型をしていて、とても愛らしい見た目をされている方だ。
ニコニコしながら厳しいことをいうので毎度気が引き締まる。
きょうはバタフライを中心の練習で、エリオと2人の練習だった。
ボビングジャンプ 25m
蹴伸び 25m
スイム4種 25m×4
キック4種 25m×4
プル4種 25m×4
スイム4種 25m×4
クロール50秒サークル 25m×8
イルカ飛び 25m×4
肩甲骨回しのトレーニング
バタフライプルの形のおさらい
片手バタフライプル(左右) 25m×4
片手バタフライ(左右) 25m×4
バタフライ 25m×2
自分は肩甲骨が硬いので、肩甲骨回しのトレーニングがキツくてキツくてほぼ悲鳴を漏らしながらやった。
側から見ればまったくキツく見えない動きなのだが、普段動かさないところを動かそうとすると、まず動かさないし、動かせたとしてもすぐに乳酸が溜まる。
前方に伸ばした腕のを手首のところでクロスし、肩甲骨の下(腰の上のあたり)の筋肉から肩甲骨を回す。
あと、両手を肩の高さで開いて、肩より後方に腕を開く動作など。
たったそれだけのことなのだが、10回連続で回しているだけで背中周りと二の腕の筋肉がだるく重く感じてくる。
最後の方には動かさなくなるほどの負荷がかかる。
しかし、これをやった後のバタフライでは、肩の動きが驚くほどスムーズになった。
片手のバタフライでは、プルの時に腕を上げすぎないように、水面すれすれで回転させる練習をした。
腕を上げすぎると余計な力が入るし、その力は泳ぎの推進力に活かされないから無駄なのだという。
腕を上げないようにすると身体が左右にブレないので、体感が安定して前方への推進力が生まれそうな感覚はあった。
まだ上手くはできないので予感でしかないのだが、以前よりも水の抵抗を感じずに泳げたように思う。
水泳は、腕力や脚力よりも体重移動の妙なのだ、ということを改めて実感した。
練習の後はエリオと吉野家の牛丼を食べに行った。
メニューを見ながら、ここ1週間の出来事をアレコレと話した。
前に貸した本のうち1冊はもう読んだそうで、読んで良かったです、という感想を聞かせてくれた。
吉野家なのであまり深い話はしなかったけれど、どうやらエリオも自分と似たような経験をしているようだった。
ちなみにこの日は、星野博美の本を2冊貸した。
香港留学時のことを書いたルポライト。
中国語を勉強しているのと、夏休みに南欧に行くと言ってたので、紀行文としても参考になるかと思って選んでみた。
なにより、いまの香港の状況を知るにも良い材料だと思ったのだ。
ちょうどエリオも興味のあるトピックだったらしい。
数日前のラジオで、大学教授が香港の学生を招いて交流会をしたら盛況だった、という話を聴いたんだと言ったら、それにエリオも参加していたんだそうだ。
そのせいか、以前に貸した本よりも反応が良かったように見えた。
香港が中国に返還される時期に留学していた作者のルポライトで、約20年前の若者がどんな暮らしをしていたのか、よく知ることができる。
当時は若者だった人たちは、たぶんいまの香港でデモに参加している若者の親になっている頃かもしれない。
まだ若いエリオがどんな風に"昔のいま"を読むのか、とても楽しみである。
(牛丼汁だく大盛り)
#きょうの水泳教室